ホーム > レビュー > Meet the world on the web


Meet the world on the web

2005.09.05
Steve King

外国人居住者がOnline Shoppingを必要とするわけ

1993年に初めて日本に来た頃、私にはある大きな問題がありました。日本語が読み書きできるようになってからは少し楽になっていますが……。どんな問題かですって?ショッピングですよ!

「私のサイズの服はありますか?」と聞けない、ソース瓶のラベルが読めない、外国に住んだ経験のない人にとって、それがどんなに大変かということは、なかなか理解できないでしょう。私のように体が大きすぎて好きな服が買えないといった外国人が、日本にはたくさんいます。そして彼らは、普通の店では自分に合うサイズの服が買えない事実に気付くと、ウェブ上で欲しい物を探すようになります。

実際に今、オンラインショッピングに対する需要は、ますます増加しています。日本の多くのエコノミストは、人口の減少及び学校卒業後に就職する若者の数が減っていることを懸念し始めていて、今後20年間に多数の外国人が日本で住むようにならなければ、日本は世界第2位の地位を維持するのに充分な労働力を確保できないとしています。もしこのような外国人の流入が実際に起これば、多言語によるショッピングサービスの需要は増えるはず。そしてインターネットはこれらのビジネスを発展させるのに理想的な場となるでしょう。

神戸の輸入会社、Foreign Buyers' Clubは、アメリカの食料品輸入からスタートし、今では食料品、アルコール類、家庭用医薬品、書籍、教材その他多くのものをアメリカ、オーストラリア、英国から輸入・販売するまでになっています。過去10年間のこの会社の驚異的な成長は、日本における外国製品の需要が非常に高まっているかということをはっきりと示しています。Foreign Buyers' Clubのサイト(www.fbcusa.com) ではバイリンガルのサポートを提供していますが、人気があるのはそのためだけではありません。ここは家族経営の会社で、オーナーたちは、サイトやカタログ、Eメールなどを通じて、顧客に自分たちの子どもの話をしたり、クリスマスやハロウィーンといったパーティについてアドバイスをしたりしています。身近な話題を提供することで、家族的な雰囲気を作り出し、それが多くの顧客にとっての魅力となっています。

類似サイトとしては、Flying Pig(www.theflyingpig.com)があります。この会社も小規模な輸入食料品販売からスタートしましたが、いまではパンから電化製品、そして靴下まであらゆるものを販売するまでに拡大しています。

はじめにお話しした衣服の問題に戻りましょう。私は身長が195センチもあり、日本では自分のサイズを探すのにとても苦労します。服を買うときはまず試着するのが普通なので、オンラインでは買いづらいと思われるかもしれませんが、実際には多くの外国人がショッピングサイトから購入しています。有名なアメリカの衣料品メーカー、L.L.Bean(www.llbean.co.jp)やEddie Bauer(www.eddiebauer.co.jp)のサイトでは、日本向けサイズ以外にも、ウエスタンサイズの衣服を豊富に販売しています。しかし残念なことに日本語サイトしかないため、日本語に不慣れな外国人にとっては大変不便なのです。

日本のオンラインショッピングサイトはまだまだ問題を抱えていますが、ここでひとつ参考になるのが、アマゾン(www.amazon.co.jp)でしょう。アメリカのオリジナルサイト(www.amazon.com)や英国のサイト(www.amazon.co.uk) と比べると、アマゾンジャパンで扱われている商品が限られているのは確かです。しかし、無料配達、バイリンガルでのEメールサポート、書籍注文サービス、充実したアフターサービスがあります。また日本語と英語での検索エンジンもついているので、その洋書セクションは日本に住んでいる多くの外国人にとってお気に入りになっています。

日本での外国人居住者数の増加にともなって、輸入商品や二ヶ国語/三ヶ国語でのサービスに対する需要もまた、急速に高まっています。従来の店舗が私たちのニーズを満たせないのであれば、さらに多くの消費者が商品を求めてマウスに手を伸ばし、クリックするようになるでしょう。

Page top
WebWorks for Global Business & Communication